第6話 信玄のかくし湯 中川温泉 ぶなの湯 恋は盲目 県道727号線
ぶなの湯
山北町、町営の日帰り温泉施設 ぶなの湯 に立ち寄りました。内湯と露天がひとつずつのシンプルな構成。
微妙な塩素臭を感じますが、お湯上りには、お肌がツルツルです。
基本情報
滞在1時間延長ごとに¥100追加
内湯・露天
大浴場と小浴場が3日間ごとに男女入れ替え。内湯の大きさが異なる。露天の大きさはどちらも同じ。
内湯大浴場のカランは9ヶ所。湯温は42℃。数ヶ所のジェットがあり、浴槽の一部が泡立っています。
露天は屋根付き。湯温は42℃。カランが2ヶ所。
大浴場の露天は午前中が日陰。午後になると少し日が入ってきますが、どこかしらに日陰ができます。
休憩室
2Fが畳大部屋の休憩室です。レンジや給湯器があり、お茶などが無料で利用できます。使った湯呑みは自分で洗います。
売店で、カップ麺なども売られていますが、飲食物の持ち込みは自由。ベランダからの景色がきれい。居心地が良いです。
中川川の水の透明度の高さには、いつも驚愕します。
恋は盲目 県道727号線
この日は12:00少し前からの入浴。途中、雨が降りだしたりで人はまばら。のんびりできました。
帰りはR727で小休止。R727は、鞠子橋(まりこばし)〜 道の駅山北の近くまで続く河内川沿いの細い小道。
約1.5kmと距離は短いのですが、道すがら必ず通る道です。
車の往来もほぼありません。車を止めてコーヒー片手に ボ~っ 。その時だけは嫌な事もすべて忘れさせてくれます。
機会があるかどうかは分かりませんが、好きな人と一緒に見る景色は、また違うのかもしれません。
これは第二次大戦当時、マニラに派遣された日本兵の特集番組での話です。
戦争当時、派遣された日本兵の目には、マニラの海も砂浜も色がない白と黒の世界。全てが灰色に見えていたそうです。
ですが終戦後、十数年経って再び訪れたマニラは、当時とは全く異なる世界。
美しい砂浜と青く透きとおる海。こんなにも美しい場所だったんだと、その時にはじめて気づいたというエピソード。
結局、どんなにきれいな景色も、それを見る人の心次第。同じ景色でも、きっと人それぞれに違って見えるんでしょう。
でも僕の場合、好きな人が横にいるなら? 横顔ばかり眺めてて景色なんて眼には映らないかもしれません。
恋は盲目と言われますから。
恋五郎(こごろう)
前話を見る